GoogleAdsenseが通らない時に見る記事:修正方法も解説

 「Adsenseの審査が何回やってもなかなか通らない」という方をツイッター上でよく見ますが、ツイートをよく見てみると、そもそもちゃんとした修正をしていない場合が多い印象を受けます。

 私自信、Google Adsenseを通すまでにはかなり苦労した記憶があります。現在2つのブログを運営しており、今までにAdsenseの申請を通してきたブログは3つになります。実際のところ、私も確認漏れがあったりして一度は審査に落ちていますが、毎回再申請は1回で済んでいます。

 今回は「Adsenseがなかなか通らないよ」という方に参考にしてもらいたい記事になります。

Google Adsenseとは

 そもそも、Google Adsenseとはなに?という方がいないとは限らないので、説明をしておきます。

 Google Adsenseは現在、ブロガーにとっての最も主流となっている収入源で、サイト内に広告を設置することにより、訪れたユーザーが広告をクリックした場合、サイトに報酬が支払われるというシステムです。

詳しい仕組みとしては以下のようになります。

  • 広告を出稿する企業がGoogleに広告費を払い、掲載の依頼を出します。
  • 掲載の許可が下りた広告が、広告の掲載許可を掲載しているサイトに広告を掲載します。
  • サイトを訪れたサイト利用者が広告を掲載するサイトに訪れ、広告をクリックします。
  • Googleは、広告をクリックしたユーザーのトラフィックを追い、そのユーザーのアクションに応じて、サイトに対し報酬を支払います。
  • 報酬は、ユーザーの滞在時間・購入の有無などで単価が変動します。

 実際、ブログ運営者に直接関係するのは「表示された広告をユーザーがクリックすることでGoogleからWEBサイトの運営者へ広告費が支払われる」という部分になります。

広告の種類は訪れるユーザーのWEBサイトの閲覧履歴などを参考に最適化されます。

詳しくは公式を見て下さい。

Google AdSense は、オンライン コンテンツから収益を得ることができるサイト運営者様向けのサービスです。コン…

以下Google Adsenseをアドセンスと記述します。

申請の基準

申請の基準は紹介するサイトによって異なります。
公式から正確な情報が提示されていないためですね。

私が運営する3ブログで、掲載許可をいただいた際の基準を元に、当サイトでは申請の基準を以下のように設定しました。

項目 必要性
PV数 極端な話月間PVは0PVでもOK
記事数 記事数は5記事以上あればOK
ただし1カテゴリに3記事以上必要
文字数 最低2,000文字
プロフィールページ 必要なし
私が設定したことがないため
お問い合わせやプライバシーポリシー なくても通る(非推奨)
なくても通りますが、著作権を侵害している場合、まず著作者からの連絡はお問い合わせに来るので、お問い合わせを設置していなかった場合、「1日あたりの使用料×日数」の徴収をされるので莫大な請求が来るケースもあり。

よく記事数は10記事以上、PV数は最低100PVなどという記述を見ますが、全く関係ありません。

記事数より大事なのは質で間違いないですが、1カテゴリあたりの記事数が大事な要素となります。

 例えば記事数が10記事あったとします。10記事に対してカテゴリが5つあり、1カテゴリあたりの記事数が1つまたは2つだった場合、ユーザー視点では広告の掲載スペースが多くなるので良いことになりますが、広告掲載主からすると記事数の少ない低クオリティなページには広告費を出したくないというジレンマが発生します。

そうした場合、Google側は広告掲載主の不利益にならないように厳しくサイトを審査する必要があります。そのため申請が否認されるということになります。

 また、この場合の否認理由は「価値の低い広告枠(コンテンツの量が不十分なサイト)」と表示されるはずです。
ただ、ここで気をつけたいのは 低クオリティな記事内容 というわけではない点です。

リライトばかりしていて、カテゴリページやタグページなどの確認を怠るケースが多くなります。

アドセンスに落ちたらまず行うこと

アドセンスにアクセスし、左タブリストの「サイト」をクリックし、登録サイトの一覧を見てみると否認理由が書かれています。

ちょうど下の画像の「準備完了」と書かれている部分に否認理由が記述されるのでしっかりと確認して、何が原因になっているのか、ということを確認しましょう。(掲載許可が出れば準備完了と表示されます。)

アドセンスに落ちた場合のチェックリスト

ここからは一般的な否認理由に触れて、1つ1つ解説をしていきます。

次のうち1つでも心当たりがある場合、その理由がが原因になっている可能性が大きいため修正が必要になります。

オリジナリティがない

 例えばコピペが多い、まとめサイトになっているなどの場合はオリジナリティがないということで審査には通りにくいようになっています。コピペ・一部を変えただけの文はGoogleは検知できるシステムを持っています。審査にかなり響くポイントになります。

 さらに、オリジナリティはSEOにも深く関係するため、オリジナリティがないサイト作りは1つもメリットがありません。

 厳しいですが、最初の時点ですらオリジナリティのある情報を発信できないのであれば、サイト運営自体やめたほうが良いでしょう。情報の混乱を招くため、コピペされた運営者・ユーザー視点のどちらでも大変迷惑な話です。

1カテゴリあたりの記事数が少ない

 これは上述した内容でもありますが、1カテゴリあたりの記事数が1,2記事しかないカテゴリが存在する場合はそれが否認理由となっている可能性がかなり高いです。1カテゴリあたりでは最低3記事必要だと考えてください。

1カテゴリあたり最低3記事存在すればアドセンスが通る可能性が高くなります。

多ければ多い方が良いのは確実ですので3記事と言わず4,5記事は用意するようにしましょう。サイト全体としては5記事もあれば良いと思っています。

最初のうちはカテゴリを複数作らず、一つのカテゴリで多くの記事を書くように心がけましょう。

2000字以下の投稿

 2000字以下の投稿は低品質なコンテンツとみなされる場合が高くなります。特に部分引用を用いている場合は引用部分はノーカウントとして記事を作ったほうが良いと考えて下さい。

 審査に合格するまでは2000字以下の記事は作らないように心掛けてください。また、オリジナリティを大切にしてください、他では出てない情報を入れられるとかなり強いです。

画像だけの記事がある

これは1発で落ちます、画像だけの記事は削除またはリライトしましょう。

 画像ひとつで2,000字程度の価値がある。などと言うこともありますが、それは文字で説明した上で画像で補足を行っている場合に限ります。

 画像のみでの説明も昔のウェブサイトでは流行りましたが、現在はSEOの観点から推奨されていません。

YMYL(Your Money or Your Life)には該当していないか?

 特に金融(投資を含む)・医療・法律に関する情報を掲載しているサイトでは、広告の配信はかなり厳しくなっています。(というか許可されないという情報も)

 ジャンル替えをした場合、アドセンスが許可されている状態ならそのまま引き継ぐことができるので、広告が配信されているサイトがない。といえば嘘になるのですが、金融・医療・法律の情報を提供しているサイトがアドセンスの許可をされるのは不可能だと考えて下さい。

 許可されるためには相当協力なエビデンス(専門家監修・運営者が公的機関であることを証明できるなど)が伴っていなければまず審査は通りません。ずば抜けて難しいカテゴリなので、Adsenseの審査に合格するまでは別カテゴリの記事を書いて、審査に合格した後にそれらを削除して金融や医療の記事に置き換えるのがベターでしょう。

審査にはあまり関係していないと思われる項目

私が3サイトのアドセンスの申請の際、審査合格時にまったく対策していなかったことを元に「審査には関係していないと思われる項目」書いていきます。

タグ・カテゴリの分類

カテゴリーやタグの設定をしていないまま、アドセンスに合格したサイトがありました。

カテゴリを設定して否認される場合もあるので、よくわからない方はアドセンスを通すまではカテゴリやタグを、”あえて”作らないことをおすすめします。

画像のalt属性の設定

alt属性はSEOにとって大切な項目になります。アドセンスの審査の際には alt属性 の記述は単なる文字数にしかならないと考えてくださってOKです。

alt属性はブラウザに画像の情報を認識させるための属性なので、SEOを考えた場合は設定した方が良いと言えます。

パンくずリスト

パンくずリストはクローラーがサイトの全体像を掴むための道標になる情報です。

パンくずリストは画像になります。見たことがあるという方が多いと思いますが、大体記事の上部にあるテキストによる情報の羅列がパンくずリストです。

SEOを考えると必要なものになってくるので、設定できるならばしておきましょう。

アクセス数

全く関係ありません。ブログが外部からアクセスできる状態であれば問題ありません。

どのサイトでも1日あたりのPVは0-10PVの時にアドセンスに合格しています。

原因がどうしてもわからない時は

記事下のコメント欄に否認理由をコメントしてみてください。

力になれる場合もあります。当ブログでは、ブログ初心者の方を応援していますのでどうぞお気軽に。