ブログを運営し始めて2年目、私もまだまだ足りない部分がありますが、今回はタグの付け方で初心者が陥りやすい勘違いについて、WordPress初心者の皆さんに私と同じような勘違いをしてほしくないということで、記事にしました。
カテゴリは普段からよく聞く言葉で、イメージ的にも想像しやすいのですが、タグは抽象的な概念であって、「どう使えばいいの?」なんて方も多いと思います。今回はそんなタグの「どうつければいいの?」「ルールはあるの?」「SEO的にはどうなの?」などという疑問に答えていきます。
タグとは
皆さんも記事をグループに分ける時に「カテゴリー」を使用しますよね。実はこの働きは、タグにも重要な働きの一つとしてあります。また、タグは記事内の重要なキーワードを表すためのものとしても知られます。
カテゴリの使い方は最初からなんとなく掴めている方が多いでしょう。しかしタグになるとよくわからない、という方が多いようで
「タグってなんやねん…重要なキーワードを考えてって、どうつけたらいいの…」
と思われる方や
「キーワードだと思ったことは全部詰め込んでます!だってSEO的に良いってことを他のサイトで見たから!」
という考えでタグをつける方も多いのではないでしょうか。他の上位表示されているサイトのタグの付け方を見ても、初心者が理解できるような説明ができている方は少ないような気がします。
さて、それでは本題ですが、先程述べたように記事で重要なキーワードを示すことを「タグ」付けする、と言います。 つまりは抽象的なカテゴリを補足するために、具体的な情報であるタグをつけてあげるというわけです。
タグの付け方
では具体的な情報をタグにする、とはどのようにすれば良いでしょうか。
例を挙げるなら「ゲーム」という抽象的なカテゴリがあったとすれば、記事では「ストリートファイター」や「Grand Theft Auto」のことについてを記載しているのであれば、「ストリートファイター」や「Grand Theft Auto」という具体的な名称をタグで示してあげるわけですね。
この場合、注意が必要なのは、「ストリートファイター」や「Grand Theft Auto」というカテゴリーがあるのであれば、同名のタグは一切意味がなく、この場合は更に具体的な情報を書き込んであげなければなりません。
例えば「MOD情報」や「コンボの作り方」などというタグが適しているでしょう。
ゲームについてよくわからない方向けに説明しますと「料理」というカテゴリで記事を書いたとすれば、「肉料理」や「魚料理」、「甘めの味付け」や「辛い味付け」などのタグがわかりやすくて良いと思います。
食べ歩きブログであれば「1000円以内のランチ」や「3000円以内のディナー」なんていうタグも良いのではないでしょうか。
このように、「カテゴリ」に「おすすめのランチ」などという抽象的なイメージを置いて、具体的に「1000円以内のランチ」というように、サイトへ訪問してきたユーザーが、目的の記事を探しやすくなるように、わかりやすく「タグ」で補足してあげるのです。
タグ付けの注意点
タグというのは、自分のためではなく、「サイトを訪問してきたユーザーに対し、目的の記事を探し出しやすくしてあげる」ために設定するものだと覚えておいて下さい。
そうすると、タグ付けでやってはいけないことが見えてくると思います。
そして、これから紹介することは全て、初心者がやりがちなタグ付けのミスです。自分のタグの付け方は間違っていないかチェックしてみてください。
ちなみに私は、これらの間違いを全て経験してきました。
タグが大量に存在する
早速ですが、これが最もやってはいけないタグの間違いです。先程私は「サイトを訪問してきたユーザーに対し、目的の記事を探し出しやすくしてあげる」ことがタグの付け方だと説明しました。
以下の画像は私のサイトのタグクラウドで、総記事数は100を超えていますが、タグの数はこれでもやや多く、ダイエットをする必要があります。
理想は二列までに収めることです。それ以降は一列増えるごとにタグを探すユーザーは減っていくと思います。
タグを大量に設定している
上記に関連していますが、1つの記事に大量にタグを設定するのはNGです。理由はもちろん、ユーザーがタグで記事を探しにくくなるからという理由です。
さらに、1記事に4つ以上のタグを設定するとSEO的にもよくないという話を聞きます。この、SEO的に良くないと言われている理由としては、タグを多く設定しすぎると、クローラーが情報の多さに戸惑い、タグについての評価ができなくなり、ユーザービリティが良くないと評価されてしまうためだと思います。
私も大量タグ事件は起こしてしまっていて、修正するのにかなりの時間がかかった記憶があります。WordPressのSEOについて、調べたり、検証したりしているうちに、タグが多いことはいけないことに気付き、修正しようとタグ一覧を見た時に600という数字を見た時はため息が出ました。
1記事に対し、設定するタグは多くとも3つまでにしておきましょう。
1つのタグに情報を詰め込んでいる
一時期、「タグ付けは、ブラウザで検索したときに表示されるキーワード的に重要なんじゃないか?」と思っていた時期がありました。
このように、ブラウザで検索結果として表示されることを意識してタグ付けをし、「ワードプレス プラグイン」「プラグイン All in one SEO」など検索ワードを意識したタグ付けをしました。
まず伝えておきますが、これはよくないですし、検索結果にも特に良い影響を及ぼしません。
「ワードプレス プラグイン」のようにワードとワードの間に空欄を作るのはあまり良いタグ付けではありません、「ワードプレスプラグイン」のようにつなげてしましまいましょう。「わかりやすく」「簡潔に」がタグ付けの基本です。
また、「プラグイン All in one seo」などのタグ付けは意味がわからないレベルです。All in one seoについての記事が複数あるならば「All in one seo」でタグを作るのは悪くないですが、基本的にプラグイン名などのタグは付ける意味がわかりません。
この場合は「おすすめプラグイン」などのタグをつけたほうがユーザーが理解しやすいと思いますし、他の記事にも使いまわしができるのでユーザビリティが上がり、回遊性の上昇を見込むことができます。
同じタグを使いまわしできていない
タグというのは他の記事にも使いまわしができることを想定して作るものです。タグを見てみたら記事が一つしかなかった、というのはなんだか悲しいですよね。関連記事数が少ない場合はそれでも仕方ないかなと思うのですが、それなりに関連記事がある状態でそのような状態になっているのはよくありません。
あまり多すぎてもユーザービリティが下がるので良くないですが、ここはうまく設定してみましょう。私も精進すべきポイントです。
タグの付け方まとめ
タグというのは、ユーザーが記事を探しやすくするため、サイトの回遊性を上昇させるため、という狙いがあってつけるものです。実際、カテゴリがクリティカルに設定できていればタグを設定する必要はないんです。
実はカテゴリを作り直したほうがユーザービリティは向上しますし、タグ付けを頑張る必要というのもそこまでありません。
しかし、SEOはできることをコツコツと積み重ねるのが最善の道なので、皆さんもできることをやっていきましょう。
さて、これまでのことを踏まえてタグの良い付け方をまとめていくと次のようなことがポイントとなります。
- タグを大量に付けない。
- 1つのタグに情報を詰め込まない。
- カテゴリ名に対して補足的(具体的)な情報をタグとして与える。
- タグの数は多くても3個で抑える。
5.使いまわしができるタグを作る。
というのを守っていきましょう。
以上が初心者が陥りやすいタグ問題でした。と言ってもほとんどは私の実体験です、最初はお絵かきを載せていたようなブログでも、そこそこ真面目に運営していけば、2年目でもここまで記事が書けるようになりますし、SEOなどの仕組みがわかってくるようになるものです。ブログ始めたばかりの方も、そうでない方もこれからも共に頑張っていきましょう。